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加藤邦彦の「塾経営デジタル革命」 最新ウェブマーケニュースまとめ(2024年7月分)

加藤 邦彦

塾生獲得実践会様のメルマガに連載させていただいている「加藤邦彦の『塾経営デジタル革命』」から、2024年7月分の「最新ウェブマーケニュース」をまとめました。


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【ChatGPTによる要約】

子ども向けプログラミング教育の市場規模は、2024年に前年比14.5%増の253億8000万円となった。市場は18年から6年連続で拡大している。 20年度から小学校でプログラミングが必修化され、25年度から大学入学共通テストに「情報」が加わることで需要が高まっている。 共通テストでの「情報」の採用により、受験教育に変化が見込まれている。大手予備校の河合塾は、「情報」入試に関する説明会をZoomで開催。 女児向けのプログラミング教室も登場。IT技術者はリモートワークや復職のしやすさから女性人気が高まり、教室に通う女児が増える可能性がある。 GMOメディアと船井総研は、プログラミング教育市場が30年までに1000億円を超えると予測。

プログラミング教育の市場規模が拡大している、という記事です。さすがに2030年に1,000億円規模になる、という予想は希望的観測という気もしますが。プログラミング教室で習う内容と、小中学校の「情報」で学ぶ内容にも開きがあるように感じます。学校の「情報」ではプログラミング的思考やプログラムの概念、インターネットにおける「情報」の取り扱いなどが主な内容で、プログラミング教室の教材にあるような実際にコードを書く(プログラミングする)機会はあまりないように思います。

とはいえ、プログラミング教育市場が盛り上がっているのは間違いなさそうです。私のところにも先日とある学習塾が展開するプログラミング教室のLP制作の依頼がありました。時流として集客のフックになりやすい状態にあると思いますので、サブ商材やフロント商品として取り入れてみるのも良いかもしれません。



【ChatGPTによる要約】

アース製薬が3月に開始した「ガーデニングのお悩み解決ホットライン」が、3ヶ月でユーザー登録数30,000人を突破。 LINE公式アカウント「アースガーデン」を通じて、ユーザーがテキストや写真でガーデニングの相談を行うと、キャラクター「まもるくん」が無料でアドバイス。 サービス提供時間は月・水・金・土・日の9:00~18:00。問題解決に役立つ情報は24時間いつでも検索可能。

ちょっと古い記事ですが、LINE公式アカウントの活用事例としてアース製薬のアカウントを紹介します。ガーデニングや家庭菜園をされている方はご存じの情報かもしれません。

アース製薬は殺虫剤のイメージが強いと思いますが、ガーデニングや家庭菜園用の農薬も展開しています。LINE公式アカウントと友だちになるとガーデニングの悩み(害虫がついた、変色した)にプロが精度の高い回答をしてくれるサービスがあり、実際に利用してみると非常に便利で「無料でここまでしてくれるのか」と驚きます。

上記の記事には書いていませんが、LINE公式アカウント運用の目的は以下の3点だったそうです。


  1. ブランドへの愛着やロイヤリティを向上させたい

  2. 新規 / 既存のガーデニングユーザーを呼び込みたい

  3. ユーザーにとって役立つメッセージ配信をおこない、アカウントのブロックを抑制したい


顧客かどうかに関わらずサービスを提供しているのでかなり思い切った企画だと思いますが、紹介した記事のようにファンを作る効果については期待通りだったのではないかと考えられます。例えば学習塾でも「わからない問題を送ってもらって、解き方(もしくはヒント)を送る」といったような運用が考えられるかなと思いましたので、紹介させていただきました。



【ChatGPTによる要約】

ブランドの成功と背景: 『PUAL CE CIN』の売上が右肩上がりで増加、SNS経由のEC販売が主な要因。 Remi氏が運用するInstagramのフォロワー数は15.9万人(2024年6月現在)。 Remi氏の背景とマイルール: Remi氏は元々パートの主婦で、2020年7月からInstagramを始め、フォロワー数は急増。 フォロワーとの親しみを大切にし、コメントやDMに24時間以内に対応。 フォロワー増加の秘訣: トレンドを先取りし、ユーザーが検索する前に情報を発信。 リール動画の重要性を強調し、共感を呼ぶ内容を作成。 運用のポイント: フォロワーが親しみを持てる内容を発信。 年間のルーティンを把握し、季節ごとのトレンドを反映。 スタッフへのアドバイス: 自分の得意なスタイルを知り、それを伸ばすようアドバイス。 小物使いや髪型なども含めたコーディネートの工夫。 オリジナル商品の企画: ターゲットを絞り、ママ目線で商品を企画。 フォトプリントの裏起毛スウェットが好評、1,000枚以上販売。

SNSマーケティングの成功例を紹介した記事です。Remi氏はSNSの運用について下記の4つのマイルールを大事にしているそうです。

  1. フォロワーさんはママ友! 友達におすすめの情報を届ける感覚

  2. トレンドを押さえてクイックに発信する

  3. 自分の得意・不得意を知り、得意を伸ばす

  4. 万人受けではなく、ターゲットを絞る


1はSNS運用のスタンス(軸)決め、2はSNSの特色に合わせた運用方針、3はSWOT分析でおなじみの手法、4はターゲティング及びセグメント、という印象です。SNSという新しいツールを使ってはいるものの、実態はオーソドックスなマーケティング活動を基本に忠実に実行されていると感じます。

基本が大事なのは勉強もマーケティングも同じですね!



【ChatGPTによる要約】

・ローカルSEOとは? 位置情報に基づいた検索をターゲットにしたSEO Google検索やGoogleマップでの露出を高めることを目指す 店舗ビジネスにとって必須のSEO ・ユーザーの訪問を獲得する重要性 ローカル検索を行ったユーザーの76%は24時間以内に訪問 スマートフォンでのローカル検索ユーザーの88%は一週間以内に店舗を訪問 ・ローカルパックでの露出 検索結果の上部に地図が表示され、3つの店舗がハイライトされる領域 ローカルパックへの表示は集客に大きな影響 ・ローカル検索結果での露出 通常の検索結果領域もローカルSEOの対象 地域名と商品ジャンルのキーワードを最適化 ・ローカルSEOの順位決定要因 関連性: 検索キーワードとビジネスプロフィール情報の一致度 距離: 検索者の現在位置とビジネスプロフィールの距離 顕著性: 知名度の高さと評判の良さ ・ローカルSEOのベストプラクティス Googleビジネスプロフィールを充実させる: 詳細情報を正確に入力 Googleマップのクチコミを増やす: クチコミ数と高評価が重要 その他のクチコミを増やす: SNSやブログでの紹介も有効 被リンクを集める: 地元のブロガーや商店会などからの被リンクを獲得 ・まとめ 競合は近隣の同業者だけ Googleマップでポジティブなクチコミを増やすことが最も効果的 ローカルSEOは比較的簡単で、店主自身でも実施可能

SEO業界で著名な住太陽氏によるローカルSEO(位置情報に基づく検索をターゲットにしたSEO)についての記事です。

非常に長い記事ですがローカルSEOは学習塾にとって重要な要素になりますので、一読されることをオススメします。もし時間的に厳しい場合は「ローカルSEOのベストプラクティス」と「まとめ」の章だけでも参考になると思います。



【ChatGPTによる要約】

インフォコムは介護職のシフト管理サービス「CWS for Care」のマーケティングにオウンドメディアを活用。 オウンドメディア「介護の人事労務ナビ」は広告費の1/3で1.4倍のホットリードを獲得。 成功要因は、ニッチなコンテンツ戦略、効率的な運営体制、SEOツール「ミエルカSEO」の活用。 ヒートマップ分析やコンテンツ最適化も効果を発揮。 メールナーチャリングにもコンテンツを活用し、リード獲得を強化。

「オウンドメディア」は平たく言うと「企業のブログ」のことです。オウンドメディアの実績としては以下のような情報・数字が紹介されていました。

  • 2022年10月から本格運用開始

  • 総記事数は約600(別メディアからの移管分含む)

  • 直近は月ごとにSEO記事を5本、専門性を意識した記事を1本執筆

  • 月平均25万セッション

  • 獲得リード数は数百


セッション(HP訪問数)に対するリード(見込み客)の獲得率は、0.1%~0.4%ぐらいではないかなと思われます。

記事内のオウンドメディアはおそらく下記URLのものです。 https://care-infocom.jp/article/


人気記事トップ5は以下のようなものでした。

  • 介護向け助成金・補助金・給付金制度一覧

  • 身体拘束ゼロを目指す!勉強会の内容と進め方

  • エクセルでのシフト表の作り方・無料テンプレート付【初心者向け】

  • 【季節別の例文付き】介護施設からご家族への手紙の書き方

  • 有給休暇の付与日数とは?計算例や最大日数(早見表付き)


人気のある記事は、情報やテンプレート、例文等が得られるいわゆる「お役立ち系」の記事です。やはり「お役立ち系」の記事はアクセスを集めやすいですね。

「学習塾のブログ」でも「お役立ち系」の記事は読まれやすいと考えられますので、「最新受験情報」「塾の選び方」「保護者の心構え」「つまづきやすい問題の解き方」などのテーマはアクセスを集めやすいと思います。

 

 

【ChatGPTによる要約】

LINE公式アカウントの「ステップ配信」機能の紹介 機能概要: 友だちの状況や属性に応じた複数のメッセージを自動配信。 メリット: 効果的な集客と購買促進。 ブロック率の低下。 手動作業の軽減。 活用例: 性別や年齢に応じた商品紹介。 クーポン配信による購買促進。 設定サポート: テンプレートの利用がおすすめ。

LINE公式アカウントの「友だち」になってくれた方への御礼(フォロー)として活用することが多い機能です。最初に設定してしまえばその後は自動的にメッセージを配信してくれるのでとても便利です。ブロック率の低下や省力化にもつながりますので、利用していない塾は是非検討してみて下さい。

ちなみに、学習塾のLINE公式アカウント運用支援に特化した「L友だちの輪」では、友だち登録後に数日間「お役立ち情報」を配信することを推奨しています。



【ChatGPTによる要約】

SWOT分析の定義: Strength(強み) Weakness(弱み) Opportunity(機会) Threat(脅威) 目的: 自社の経営・マーケティング戦略を策定し、現状把握や新たな市場発見、課題解決に役立つ。 手順: 分析の目的を明確にする。 外部環境(機会・脅威)と内部環境(強み・弱み)を分析する。 クロスSWOT分析で多面的な視点から戦略を考える。 3C分析と組み合わせることで精度を高める。 活用のポイント: メンバー間で共通認識を持つ。 前提条件を洗い出す。 多様な視点を持つメンバーで分析を行う。

一般的にはSWOT分析の結果における「Strength(強み)」と「Opportunity(機会)」が重なる領域に注力すると良いと言われています。社員も巻き込んで定期的に行うと塾全体のモチベーションアップにつながると思います。


 

【ChatGPTによる要約】

無料プラン「コミュニケーションプラン」: 開設・運用が無料。 月間200通の無料メッセージ配信。 有料プラン: 「ライトプラン」と「スタンダードプラン」があり、無料メッセージ通数が多い。 スタンダードプランは追加料金でメッセージ送信可能。 無料プランの機能: メッセージ配信、LINEチャット、ショップカード、クーポン、リッチメニュー、プロフィール、ステップ配信、応答メッセージ、LINEコール、リサーチ、LINE VOOM、メンバーシップ。 効率化: メッセージ配信で簡単に情報提供。 LINEチャットで問い合わせ対応が容易。 ショップカード、クーポン、プロフィールでコスト削減。 活用ポイント: 無料プランで始め、必要に応じて有料プランに切り替える。

LINE公式アカウントの無料プランと有料プランで使える機能に違いはほぼなく、毎月送信できるメッセージ通数(上限)が違う点が大きなポイントです。月200通以下のメッセージ数で不足しないようであれば、無料プランで十分かと思います。



【ChatGPTによる要約】

chocoZAPのコンセプトと成功要因 ライザップグループが2022年に立ち上げた「chocoZAP」は、日常的なフィットネスをしない人をターゲットにしたコンビニエンスジム。 月額2,980円で24時間利用可能であり、フィットネスだけでなく美容サービスやワークスペースも提供。 覆面出店や大量の広告でA/Bテストを実施し、最適なサービス設計を進化させてきた。 マーケティング戦略の詳細 47店舗の覆面出店による地域別サービス評価や、560種以上のチラシや8,600種以上のバナー広告を用いたA/Bテスト。 トレーニングマシンや美容サービスの利用状況に基づいて、施設とサービスの最適化を図った。 会員継続率の向上 専用アプリを利用したCRM施策が退会率を抑制。アプリを通じてパーソナライズされたコミュニケーションを実施。 トレーニングと美容サービスの併用や、利用頻度に基づいたセグメンテーションで継続率を分析し改善。 今後の展望 AIを活用した更なる個別最適化のコミュニケーションを目指す。 初心者向けのモチベーション向上を図るため、継続を促すコミュニケーション戦略の強化を予定している。

サービス開始初期に「チラシ560種類以上、バナー広告8,600種類以上、ランディングページ260種類以上」という、とんでもないボリュームのA/Bテストを試行しています。目的は「複数ある提供価値のなかで何がもっともターゲットに刺さるのか検証するため」で、この徹底した戦略とやりきる実行力がchocoZAPの好調を支えているのだと感じました。

さすがに同じ規模のA/Bテストを実行することは難しいですが、戦略にコミットしてやりきるマインドは見習いたいです。

 

 

【ChatGPTによる要約】

要約: AIDMAとAISASの違いや関係性 AIDMAとは? 提唱者: サミュエル・ローランド・ホール(1924年) 意味: 消費者の購買行動を5つの段階で説明するモデル Attention(注意) Interest(興味) Desire(欲求) Memory(記憶) Action(行動) 段階: 認知(Attention) 感情(Interest, Desire, Memory) 行動(Action) AISASとは? 提唱者: 電通(2004年) 意味: インターネット時代の購買行動モデル Attention(注意) Interest(興味) Search(検索) Action(行動) Share(共有) AIDMAとAISASの違い 時代背景: AIDMAはマスコミ主流の時代に、AISASはインターネットが普及した時代に提唱 主導者: AIDMAは企業主導、AISASは消費者主導 重視する要素: AIDMA: 認知と行動 AISAS: 検索と共有 両者の共通点とその他のモデル 共通点: 消費者の購買プロセスの理解を助ける その他のモデル: 最新の購買行動モデルも紹介されているが、詳細は本文参照

AIDMAは100年前、AISASは20年前にそれぞれ提唱されたモデルですが、どちらも最初のふたつ(AとI)が共通している点が重要だと感じます。最初のステップ「注意」の重要性は、森先生のコラムでも良く取り上げられていますが、どんな商品・サービスであれ最終的には人間同士のやり取りになるので、「注意」を惹き「興味」を持ってもらわないと以降のステップに進まない、ということですね。

マーケティング活動(広告、宣伝、勧誘)を行う際に少しだけ消費者(顧客)の心理も考慮できると、より効果的なマーケティング活動が行えそうです。

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