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エディブロ ネットセミナー メルマガ 2016年7月

執筆者の写真: 森智勝
森智勝
2月21日
読了時間: 3分

この記事は塾生獲得実践会の森智勝氏のご厚意により、全国学習塾援護会のHPから転載したものです。 ※このコラムは2016年7月にエディブロ導入塾に配信されたメルマガからの転載です。

夏本番、夏期講習も佳境に入っている8月初旬です。 講習の合間にでも読んでいただければ幸いです。

昔、某料亭での食事に誘われたときのことです。 個室で食事をしたのですが、そこには一人の中居さんが付いて、何かと世話をしてくれました。 例えば我々が飲んでいるビールが空になるタイミングで次のビールの栓を仲居さんが抜いてくれるのです。 「もう一本抜きましょうか」などと無粋なことは言いません。 その料亭では市販の5倍の料金でビールを提供しているそうです。 た、高い!

ところが、その5倍のビールを店は勝手に栓を抜いて持ってきますし、客は喜んで飲んでいます。 考えてみれば不思議な光景です。 もし、居酒屋で「バイトのお姉ちゃん」が勝手にビールを持ってきたら怒りますよ。 「注文もしていないビールを売り付けるつもりか」って。

つまり、全く同じ商品でも売り方によっては価値が5倍も違ってくるのです。 なぜか…。 人は気持ち良くお金を使いたがっているから。 どうせお金を使うなら、気持ちよく使いたい。これは誰もが持っている自然な感情です。 ただシチュエーションによって「気持ちよく」の基準が違うだけです。 料亭には料亭の、居酒屋には居酒屋の「気持ちよさ」があるのです。 マーケティングの世界では、様々な格言があります。 「商品を売るな、自分を売れ!」 「何を買うかではない。誰から買うかが重要だ」 等々。

私の同級生に、自動車のディーラー(トヨタ系)をしている人物がいます。 何度も優秀者として表彰され、ラスベガスやハワイに招待されているカリスマ・ディーラーです。 ある車種が新規販売されたとき、常連の顧客から注文が入ったそうです。 その車種は同じトヨタでも系列が違い、彼のところでは販売ができませんでした。 顧客にその旨を伝え、別の販社を紹介すると申し出ました。 すると客は、「そうか。ところで君のところでは(同レベルの)何が売れるんだ」と聞いてきたそうです。

私は中小・個人塾に対して、安売りを否定する考えをずっと主張しています。 「顧客満足を上げるために値下げをするのは最も安易な手法であり、高くても買ってもらえる方向を目指すことは最も困難な道だから」という理由です。 人は困難な道を選ばなければ成長しません。 塾も一緒です。 値下げという最も安易な方法を採ると、塾の力量が落ちていくのを危惧します。 中小・個人塾は「高くても先生に指導してほしい」という顧客を作っていく努力が必要だと考えています。

安くすれば客は喜びます。 客は礼儀上、安くすれば感謝し高ければ文句を言う存在です。 それでも、人が気持ち良くお金を使いたい生き物ならば、それに応える塾を目指すべきです。 ぜひ、料亭のビールと同様、どうすれば高くても喜んで買ってくれるかを考えてください。 まずは、あなた自身が地域から求められる指導者になることですね。 頑張ってください!

暑い日々が続きます。 体調には十分に留意して「すごい講習」を続けてください。 暑い夏をより熱く!

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