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エディブロ ネットセミナーメルマガ 2015年10月

  • 執筆者の写真: 森智勝
    森智勝
  • 2月9日
  • 読了時間: 3分

この記事は塾生獲得実践会の森智勝氏のご厚意により、全国学習塾援護会のHPから転載したものです。 ※このコラムは2015年10月にエディブロ導入塾に配信されたメルマガからの転載です。

 昔、テレビを見ていて「地元密着」について大きなヒントを得たことがあり、今も鮮明に覚えている事例があります。テレビに登場したのは「居酒屋」です。かつて大手の居酒屋チェーンの社員だった方がその職を追われ、再起を図って独立、自前の居酒屋チェーンを展開していました。そのコンセプトが「地元密着」。普通、居酒屋と言えば繁華街に開くものですが、その店は閑静な住宅街や各駅停車の駅前に出店しています。そして、徹底的な地元密着でリピーター獲得を推進しています。その方法がすごい。毎日、店員が町中を清掃するのです。店先だけではありません。商店街すべてを掃除するのです。当然、町の人とコミュニケーションが生まれます。


「こんにちは」

「いつもご苦労様」

「今日は暖かいね」

 店に来たお客さんには店長が必ず挨拶に行きます。「いつもありがとうね。今日は○○の美味しいのが入っていますよ」。もう、徹底したコミュニケーション戦略です。興味深かったのが、オーナーが店長を指導している内容です。オーナー曰く「○○の美味しいのが入っていますよ、と言った後、絶対に『いかがですか』とは言うな」。

 「ああ、この人解っているな」と思いましたね。「いかがですか」と言った瞬間、それは売り込みになってしまう。もし、その○○が嫌いな客だったらどう思うでしょう。「店長が『美味しいよ、いかがですか』と勧めてくれているのに、断るのは悪いなあ、でも食べられないし…」 多分、バツの悪い気持ちになります。それが度重なると自然と店から足が遠のくことになります。人は売り込まれるのは苦痛なのです。ところが、「○○の美味しいのが入っていますよ」だけならば、それは「情報提供」です。これは客にとって大変有難い。

 私も経験があります。とある洋風居酒屋で、目の前に焼きたてのカニ料理を持ってきて「いかがですか。作りたての○○美味しいですよ。ひとつ食べてみてください」と言われました。人の好い私は、たいてい貰ってしまうのですが、あれは辛い。やはり心のどこかに「押し売りされた」という思いが残ります。

 この店は「居酒屋であっても酒や料理を売るのではなくサービスを売る」ことに社員一同が徹底しているのです。そして、そのサービスの1番はコミュニケーションだと社長は言います。コミュニケーションによって地域に密着した店作りをしないと存続できない。これ、我々も同じですよね。 毎日30分、教室前だけでなく近所中を掃除する…これを3ヶ月続ければ、間違いなく塾の地域における評価が変わってきます。そして、掃除しながら道行く人と挨拶が交せる様になったら…。きっと、塾に通う生徒も増えると思います。塾に対する不安のトップは、今も昔も「どんな人が指導してくれるか」です。地域コミュニケーションは、そうした不安を取り除くひとつの手段です。

 こうした私のような仕事をしていると、「簡単に生徒が増える方法」を求める方と出会うことがあります。その胸中は痛いほど想像できるのですが、ビジネスの世界に魔法の杖は存在しません。商品力を高め、それを的確にマーケティングする…「学問に王道なし」という格言がありますが、それはビジネスの世界でも同じです。

 豊富な資金をお持ちの方は、チラシでもTVコマーシャルでも打つ手はあります。しかしそうでないならば、限られた予算の有効投資を考えるべきです。某塾は毎月、手作りのチラシを塾長自らがポスティングするようになってから3割程度、塾生が増加しました。(月に1,000枚程度です)

 資金がないからと手をこまねいているよりは、何でもいいですから実行に移すべきです。次に為すべきことは、行動の中から閃くものです。

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