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モリモリ元気レポート[24] -つむぎクラブ掲載文より

執筆者の写真: 森智勝
森智勝
5月4日
読了時間: 3分

この記事は塾生獲得実践会の森智勝氏のご厚意により、全国学習塾援護会のHPから転載したものです。

新聞、ニュース等でご存知だと思うのですが、教育再生会議の野依良治座長が「塾を禁止しろ」という大胆な?発言をしています。その要旨は「ムッシュトリイのよもやま話」によると次の通りです。

政府の教育再生会議の野依良治座長が、8日に開催した同会議の「規範意識・家族・地域教育再主分科会」で、「塾の禁止」を主張していたことが23日、公開された同会議の議事要旨で明らかになった。野依座長は公立小学校で放課後に児童を指導する「放課後子どもプラン」に関する議論のなかで、「塾はできない子が行くためには必要だが、普通以上の子どもは禁止にすべきだ」「我々は塾に行かずにやってきた。塾の商業政策にのっているのではないか」と再三にわたって塾の禁止を提案した。委員の葛西敬之・JR東海会長は「日本の数学のレベルは塾によって維持されているという面もある」と反論したが、小野元之・日本学術振興会理事長は「テクニックばかり教えたから学力が落ちた」と指摘。

野依氏は1938年生まれなので、氏の中学生時代は1950年代前半。そりゃ塾には行ってないでしょう。それにしても2001年にノーベル化学賞を受賞した「日本の頭脳」から出た発想としては余りにも御粗末。理論が支離滅裂ですね。私、氏とディベートしたら大勝する自信があります。(塾人ならば誰でも勝てる!)まあ、反論は各方面から提出されていますのでそちらに任せて、次の学びを皆さんとシェアしたいと思います。

氏の発言は自らの存在感を誇示するために「思い付き」を披瀝しただけの印象が否めません。実現不可能な壮大な「案」は何の解決策にもならないということが理解できていないのでしょう。多分、氏の頭の中が「日本の教育を変える」という大きすぎるテーマに縛られていたのではないでしょうか。言ってみれば「世界平和のために何をすべきか」という問題を考えるようなものです。(私には「お祈りする」という答えしか浮かびません。)

つまり、「質問が抽象的だと答えも抽象的になる(質問が非現実的だと答えも非現実的になる)」という原則があるのです。「いじめをなくすには」「子供の自殺を防ぐには」等の質問も同様です。結局「命の尊さを教える」のような抽象的回答しか返ってきません。これは塾の現場でも頻繁に起こっている現象です。例えば、あなたもスタッフ会議で次のような問いかけをしたことがありませんか。

「何でもいい、塾生を増やすアイディアを考えろ!」

これではその場にいた全員が沈黙してしまうはずです。テーマが大きすぎるのが原因です。 社会を変える、教育を変える、塾を変えるのは、小さな実践の積み重ねしかないのです。そんなドラスティクな展開を夢想しても何の変化も期待できません。もっとテーマを細かく分解して、具体的にしていくことです。

春の募集期に突入しました。ぜひ、質問を分解してください。例えば、あなたが考えなければならないのは「最も好感を持たれる『はい、○○塾です』の電話の第一声」だったりするのです。

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