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モリモリ元気レポート[40] -つむぎクラブ掲載文より

執筆者の写真: 森智勝
森智勝
6月11日
読了時間: 3分

この記事は塾生獲得実践会の森智勝氏のご厚意により、全国学習塾援護会のHPから転載したものです。

梅雨明け?と思わせる快晴の日、この原稿を書いています。間もなくセミナーシーズンも終了し、入れ違いに各塾は夏期講習という最多忙期に入ります。暑さに負けず、乗り切って下さい。

さて、夏期は春期に続く塾生獲得期です。講習に申し込んだ外部生をいかにして後期生として獲得するかに毎年頭を悩ませていることでしょう。講習だけで終わってしまうということは、裏を返せば「期待はずれだった」ということです。もちろん、マーケティング的には様々な手法が考えられるのですが、今回は本質についてお話します。

Q. もともと塾とは子供たちにとって何でしょう。次の(  )に思いつく言葉を入れて下さい。

A. 塾は(     )の場。

ほとんどの人が「塾は学びの場」と考えたのではないでしょうか。もちろん、それは正解なのですが、残念ながら「必要条件」であり、「充分条件」ではありません。少なくとも、我々塾人が「塾は学びの場」と考えていたのではダメです。塾は子供たちにとって「学び」と「気付き」の場でなければならないのです。この「気付き」が重要です。

子供たちにとっての「学びの場」は「学校」「家庭」「塾」です。その中で「塾」だけがビジネスの場でもあります。塾は授業料という対価をいただき、それを上回るサービスを提供することで成立しているビジネスです。もし、塾が「学校」や「家庭」と同じ「学びの場」のままであったとすれば、遠からず取引を停止されてしまうでしょう。塾に通ってくれている子供たちに、一日ひとつ「そうか!」「なるほど!」と思わせる「気付き」を提供しなければなりません。そのことで「さすが、塾の先生は学校の先生とは違う」と思わせるのです。私はセミナーの冒頭に歴史ネタを使うことが多いのですが、あれも「気付き」の提供のつもりです。


  • なぜ秀吉は幕府を開かずに関白になったか。

  • 近畿とはどういう意味か。

  • 九州とはどういう意味か。

  • なぜ中国地方と言うのか。

  • メソポタミアとはどういう意味か。

  • 神父と牧師の違いは?

  • 日本人はなぜ苗字で呼び合うのか。

こうした教科書には載っていない話題は、子供たちの興味を惹きつけ、小さな「気付き」を与え、新しい発見の喜びを提供します。

子供たちの学習意欲の芽は冗長な学びの中にあるのではなく、刹那の閃きやパラダイムシフトの中に存在します。知恵の輪がスルリと抜けた瞬間に人は「快」を感じるのです。

もちろん、学問とは一つの訓練ですから、長く苦しい作業が必要であることを否定はしません。しかし、その中に「新たな発見」を見出せないと、その長く苦しい時間を耐えることは出来ないのです。少なくとも、我々塾人はその「新たな発見」=「気付き」を提供し続ける努力が必要とされているのです。

さて、ここまで来れば、夏期講習で「あなた」が目指すものが見えてくるはずです。その生徒が他塾から移ってくるにせよ、初めて塾に通うにせよ、少なくとも現状に不満を持っていることは間違いありません。その外部受講生に「この先生は学校の先生とは違う」あるいは「前の塾の先生とは違う」と思わせることです。そのカギはいかに多くの気付きを提供できるかです。あなたの塾で多くの気付きを得、新しい発見の喜びを知った生徒は、必ず後期生として継続通塾してくれるはずです。

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