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モリモリ元気レポート[41] -つむぎクラブ掲載文より

  • 執筆者の写真: 森智勝
    森智勝
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

この記事は塾生獲得実践会の森智勝氏のご厚意により、全国学習塾援護会のHPから転載したものです。


夏期講習、真っ最中の「あなた」には申し訳ないのですが、この時期は私にとって充電期間です。野球小僧だった私にとって、夏は青春プレイバックの日々です。中学生まで四国で野球三昧だった私は、移り住んだ名古屋の地で、ブラウン管に映る同僚部員たちの甲子園での活躍を少なからぬ嫉妬と羨望の眼差しで応援したものです。

先輩の「サヨナラ打」になるかという当たりを三遊間深いところからノーステップでファーストに送球してアウトにした銚子商業の遊撃手。(後に中日ドラゴンズで活躍した宇野選手) 今年の記念大会にも招待されたバンビ坂本投手から意地のホームランを放った同級生の黒坂。 両軍0後進の末、延長17回サヨナラ死球で敗れた河地、堀の後輩バッテリー…。 もう30年前のことなのに、昨日のことのように思い出されます。いえ、それどころか、彼等と会うと、「あの新人戦の初戦、2回の表に牽制球で刺されて…」と、実に細かいことまで覚えている自分に驚いてしまいます。それも不思議と「負け試合」ばかりです。 そう、一生忘れられない「瞬間」は誰にでもあるのです。

あなたにとっては「いつもの夏」でも、子供たち、特に受験生にとって、今年の夏は生涯唯一の「夏」です。「夏を制する者は受験を制す」という言い古された格言を持ち出すまでもなく、全ての受験生に「生涯忘れられない夏」を過ごしてほしいものです。

私は「勝って泣き、負けて泣く勝負」を子供たちに経験させたい。 例え、志望校に不合格だったとしても、そこで泣けるほど努力をした子供は大丈夫です。その瞬間は「あれほど頑張ったのに…、こんなことなら勉強するんじゃなかった!」と思うこともあるでしょう。しかし、必ずその悔しさを糧にして前進できます。 問題は、不合格だったときに自己弁護に終始してしまう子供です。「ちゃんとやっていれば合格したと思うけれど、本気で取り組まなかったからね…」そう自分を納得させてしまう子供は、10年後に必ず後悔します。あの時、もっと頑張っておけば良かった…。その後悔は一生取り返せません。 そう、「やった後悔」は瞬間に訪れるので取り返せますが、「やらなかった後悔」は遠い未来に訪れるので、取り返すことが出来ないのです。

受験の合格、不合格は神様に任せ、そのために今、出来ることに全力で立ち向かうこと。その重要性を子供たちに知ってほしい。塾人たる「あなた」は、子供たちの近くにいる「大人」の一人として、それを教え、実践させる責任があります。

私は行った学校によって人生が変わるとは思いません。しかし、そのために努力するかどうかで人生は大きく変わると信じています。私にとって「あの夏の思い出」が何物にも替え難い貴重な財産であるように、子供たちにも今年の夏を「一生の思い出」にしてほしい。そのための条件はただ一つ。全力で取り組むことです。人は「わき目も振らず一心に過ごした瞬間」だけを記憶に留めておく性質を持っています。

そう考えると、指導者たる「あなた」の役割は重要です。「あなた」は子供たちの人生を変える仕事をしているのです。なんと素晴らしいことでしょう。

さあ、夏期講習も後半です。「あなた」の元に通う全ての子供たちに「一生忘れられない夏」を経験させてあげましょう。そして、それは同時に「あなた」にとっても「一生忘れられない夏」になるはずです。

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