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加藤 邦彦

学習塾におけるAIチャットの活用方法

引き続きAIチャットの話題が盛り上がっています。


宿題を解かせたり論文を書かせたり、といったちょっとズルい利用方法が目立っていますので、AIチャットに対してあまりいい印象を持っていない塾人もいるかと思いますが、AIの存在意義と学習塾における活用方法について考えてみました。




AIは副操縦士


先日、NHKのラジオ番組「子ども科学電話相談」で久留飛克明先生が以下のような話をされていました。

AIは答えを見つけるのは得意や。ところがな、問題を見つけるのは苦手みたいや。

物事を観察してそこから課題や問題を導き出す能力には乏しい、ということですね。 (もちろん「現時点においては」という注釈が付きますが)


また、Microsoftのブラウザ「Bing*」の紹介ページには、「AIを利用したWeb向けcopilot」と記載されています。

「copilot」は「副操縦士」という意味ですから、主役はあくまで人間でAIはサポート役であるという位置づけです。

*次世代のBingにはChatGPTを開発したOpenAI社のAI技術が利用される予定です。



学習塾の運営においても、AIをうまく活用して副操縦士のようにサポートしてもらうことで、塾人は人間にしかできない仕事(授業、塾生や保護者とのコミュニケーション、塾運営、意思決定etc)により注力することができると考えます。


特に少人数で切り盛りしている学習塾こそ、AIの活用をおすすめしたいと思っています。




活用方法のアイデア


AIの活用方法として、学習塾の運営に役立ちそうなケースをいくつか試してみました。

※OpenAI社のChatGPTを利用しています。



・レジュメの作成や授業用の補足資料




・学習計画表やアルバイトシフト表の作成

少しおかしな部分がありますね...。




・研修用資料の作成




・チラシやパンフレットに使用するキャッチコピーのアイデア




・年間行事(イベント)アイデア出し


以下7月以降も続いています。

さらに続けて壁打ちを行いました。



いかがでしたでしょうか?

「丸投げで全部うまくできる」というレベルには達していませんが、上手に使えば授業の準備や事務などの業務にかかっている時間を短縮できるのではないかと感じました。




全国学習塾援護会の森先生のメルマガでも紹介されていましたが、ダーウィンの格言に以下のようなものがあります。


最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である

AIの台頭は世界に大きな変化をもたらしつつあります。

この大きな変化の波に呑み込まれないように、しっかりと乗りこなしていきたいものです。

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