Googleが提供しているアクセス解析ツールの「Googleアナリティクス」は、無料で使えることと機能の豊富さから、アクセス解析ツールのデファクトスタンダードになっています。
学習塾のホームページでも、(利用しているかどうかは別として)導入されているケースが多いです。
そのGoogleアナリティクスが7月1日に大きく変わります。
従来のバージョン「ユニバーサルアナリティクス(UA)」が利用できなくなり、アクセス情報が取得できなくなってしまいます。
7月1日以降もGoogleアナリティクスでアクセス情報を取得する場合、新しいバージョンの「Googleアナリティクス4(GA4)」が利用できるように設定する必要があります。
GA4への移行についてはかねてよりアナウンスがされていましたが、いよいよタイムリミットが近づいてきました。
とはいえ、ほとんどの場合は特に心配することはありません。
なぜならば、現在UAを使用しているホームページの場合、Googleが自動的にGA4の設定を追加してくれるからです。
どのくらいアクセスがあったのか?
ブログのどの記事がよく読まれているのか?
どんな経路でホームページへたどり着いたのか?
上記のような情報をGoogleアナリティクスの管理画面で時々確認するぐらいの利用方法であれば、特に困ることは無いはずです。
(インターフェースや用語も変わるので最初は戸惑うかもしれませんが)
問題になりそうなのは、Googleアナリティクスから得られたデータを定期的に分析している場合や、WordPressなどのCMSでアクセス情報を確認している場合です。
Googleアナリティクス(UA)のデータを定期的に分析している場合
→UAのデータはGA4に引き継がれないので、前年同月のUAのデータと今月のGA4のデータを比較する(前年同月比)、といった分析ができなくなります。
WordPressなどのCMSでGoogleアナリティクス(UA)のデータを確認している場合
→CMSとGoogleアナリティクスの設定(連携)の仕方によっては、GA4のデータが取得できないことがあります。
Googleアナリティクス(UA)で「お問い合わせフォーム送信」などをコンバージョン(目標)に設定している場合
→コンバージョン(目標)の設定次第では、GA4で引き続き計測することができない場合があります。
上記のようなケースに該当する場合は、GA4への移行を手動で設定したり、レポートツールの改修などを行う必要が出てきます。
もし貴塾が該当する場合、なるべく早く取り掛かることをおすすめします。
Comments