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  • 加藤 邦彦

HP訪問者の意図を想像する

ホームページへの流入経路は、GoogleやYahoo!Japanのような検索サイト経由の「自然検索」、他のホームページからのリンクを辿ってアクセスする「外部参照」、Twitter(現X)やYouTubeなどからの「SNS」、チラシに掲載したQRコードなどからの「直接訪問」、インターネット広告からの「広告」といった種類に分けられます。


このうち個人経営の学習塾においては、「自然検索」と「直接訪問」からの流入数が多いのが一般的だと思われます。


その「自然検索」のアクセスを時系列に分解すると以下のようになります。

  1. 訪問者が検索サイトに「検索キーワード」を入力する

  2. 貴塾のホームページのリンクが検索結果ページに表示される

  3. 上記のリンクを訪問者がクリック(タップ)する


以前は上記の「1」で訪問者が入力した「検索キーワード」をGoogleアナリティクス等のアクセス解析ツールでデータを取得することができたのですが、個人情報保護の流れから現在は取得することができません。


ただし、訪問者がGoogle検索を使用している場合に限り、「Googleサーチコンソール」を利用することで、この「検索キーワード」に関するデータを知ることができます。




「検索キーワード」に隠された意図の種類


訪問者が入力した「検索キーワード」を知ることは、訪問者が貴塾のHPに何を求めてアクセスをしたのか、理解するためのヒントになります。


マーケティング業界においては「検索キーワード」を以下のような種類に分類して、訪問者の意図を探ろうとすることが多いです。


  1. 情報を見つけたい(インフォメーショナル)

  2. 特定のホームページを探している(ナビゲーショナル)

  3. 商品やサービスの比較検討をしたい(コマーシャル)

  4. 店舗や教室の場所、営業時間等を知りたい(ローカル)

  5. 商品やサービスを購入したい(トランザクショナル)


上記5種類のうち、塾のHPに関係があるのは主に「1」「2」「4」の意図と考えられます。


なお、「検索キーワード」が上記のどの意図に分類されるのか?ですが、実際にそのキーワードで検索をしてみるとわかりやすいです。


例えば、「塾名」と「地名」や「最寄り駅」を組み合わせたキーワードで、検索結果ページに地図が表示される場合、「4」の意図だと考えられます。


「受験 心がまえ」のようなキーワードで、貴塾HPのブログやコラムの記事がヒットしている場合、「1」の意図による検索だと考えられます。


キーワードが「貴塾名」のみの場合は「2」の可能性が高いです。


※ちなみに、「3」はクチコミ比較サイト、「5」はネットショップやサブスクリプションが主な対象になりますので、塾のHPにはあまり関連がありません。



「4」に含まれる「検索キーワード」に対しては、まずは地図と共に表示される「Googleビジネスプロフィール」の情報を充実させることが、集客力の強化につながります。


「1」に含まれる「検索キーワード」が多い場合は、キーワードに関連するページを増やすとHPへの訪問者数の増加が見込めます。

ただし、この「1」の意図に含まれる「検索キーワード」には注意が必要な場合があります。例えば「検索キーワード」でヒットするページが日常や趣味を綴ったブログの記事で、集客や塾生の獲得とはあまり関係が無いようなケースがこれにあたります。


「2」に含まれる「検索キーワード」については様々な意図が含まれ訪問者の意図を特定するのは難しいのですが、貴塾の知名度を測るバロメーターとしては利用できます。




「Googleサーチコンソール」を活用しましょう


前述のように「Googleサーチコンソール」を利用することで、貴塾HPの訪問者が利用した検索キーワードを知ることができるようになります。


さらに、検索キーワードから訪問者の意図を推測することで、HPに追加すべきコンテンツや発信すべき情報のヒントを得ることができます。


「Googleサーチコンソール」を利用したことがない塾も、利用しているが活用しきれていない塾も、これを機に利用されることを強くオススメします。(無料です!)


Googleサーチコンソール

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