佐賀県の嬉野温泉にある旅館が、下記のような記事(note)を出していました。
旅館が文章でまちの発信を3年続けたら、観光客も働き手も集まってきた話 https://note.com/ryokanoomuraya/n/nd324332c508b
旅館やホテルが宿泊客向けのサービスとして観光情報を提供するのはよくあることですが、それが実際に集客につながり、さらに副次的に求人にもつながったという内容でした。
特に昨今はどの業界も人手不足ですので、ブログ運用を続けたことで思いがけず求人につながった事例というのは興味深いです。
記事によると「応募された方の大半の方がブログの記事を読んでいた」そうです。
その理由について、下記のように分析されていました。
「面白いオウンドメディア」は、採用では成果が出やすいんですよ。やっぱり、求職者はこれから採用試験を受ける会社のWebサイトを研究するので。
また、上記のような志望者の特徴として「志望意欲そのものが向上する」ことがよくあるそうで、志望意欲が高い人を採用すれば「お客様にも本心から嬉野のいいところをプレゼンしてくれると思う。リピーター獲得にもつながるのでは」と期待を語っています。
求職者と企業とのミスマッチを減らすという意味でも、良い効果が得られるのではないかと感じました。
さて、上記の記事を読んで私なりにブログ運用のポイントを考察してみました。
1.テーマ決め
やはり本業とのシナジーが見込めるテーマを選ぶことが重要だと思います。
記事では、嬉野温泉に泊まりに来た観光客のために、食べログなどにも載っていない地元の飲食店情報の紹介などをテーマとしていました。
その結果「嬉野 ランチ」といったキーワードで検索結果上位も獲得しており、検索サイトからの流入も得られているようです。
これが学習塾であれば、地域の私立中学校や高校の受験情報、入試対策などがテーマとして考えられそうです。
2.三年続ける
直接的な宣伝手法である広告やチラシ等と違い、間接的なテーマのブログは成果が出るまでに時間がかかります。
派手な「バズ」が起きなくても、根気よくコツコツ続けることが大切ですね。
3.計測する
記事の途中にアクセス解析ツールのグラフがありました。
上記のように、ブログは成果が出るまで時間がかかりますので、途中で挫折してしまいやすいです。
少しずつでも成果が見えるようにしておくと、モチベーションを保ちやすくなると思います。
本記事が貴塾のブログ運用のヒントになれば幸いです。
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